ビジネスのあいさつ 創立記念式典での祝辞
ただいま、ご紹介にあずかりました山梨電装の高見沢と申します。
鈴蘭工学様、創立30周年まことにおめでとうございます。
ひとくちに、30年と申しますが、今日のようにいろいろな情勢が
変転きわまりない世の中に、一つの企業が生きつづけるということは
なまやさしいことではございません。
御社のこのような隆々たるど発展につきましても、そこには必ずや
人知れぬご苦労とくふうがあったことと、推察いたします。
実は先日、御社の社内報を、たまたま読ませていただきましたところ
社長のお話がのっておりまして、わたくしはたいへん感銘を受けたので
あります。
それは、「地獄と極楽」と題する話でして
ある人が地獄をのぞいてみた。するとそこにはすきっ腹をかかえた
人が輪になっている。真ん中においしそうな材料が煮込まれた鍋が
おいてあるのだそうです。ところが天国と地獄にいる人が持つお箸は
皆、とても長く、地獄にいる人はお箸でおいしそうなものをつまんでも
自分の口まで持っていけないのだそうです。そのためみんなお腹をすかして
餓鬼そのものの形相になっているのですね。
今度は、極楽に行ってみると、そこでは、みんなは、お箸が長いために
つまんだ食べ物を、自分の向かいにいる人に食べさせているのだそうです。
そのため、みんな満ち足りた優しい表情でくらしているのだという話です。
まことに「入の和」というものを、わかりやすく教えた尊い話だと
思ったしだいです。
御社に働く皆さんの、愛社精神の旺盛なことはあまりにも有名ですが
経営の根本に、この精神が強く根付いておられることが、今日のご繁栄の
源泉なのでありましょう。
どうか、この30周年を契機とし、さらに一段の飛躍をとげられんことを
お祈りしまして、お祝いの言葉といたします。
本日はおめでとうございます。
※本文文字数 約760文字
◆ワンポイント
記念式典のおめでたい雰囲気をくずさないあいさつが重要です。
それには、社長とのつきあいを強調したり、持ち上げたりせずに
会社全体を褒めるのが適しています。
投稿者 on 2008年12月19日 21:41
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